ニキビ跡とは、ニキビできた後に、赤みがシミのように残ったり肌の表面がくばんでデコボコになってしまう状態のことをいいます。ニキビ、にきび跡の治療法を紹介します。
ニキビ跡とは、ニキビできた後に、赤みがシミのように残ったり肌の表面がくばんでデコボコになってしまう状態のことをいいますが、この赤みやデコボコは改善するのに時間がかかったり、一生跡が残ってしまうのでニキビで悩む人達の一番の悩みの種でもあります。にきび跡は、にきびを引っかいたりつぶしたりして悪化し、残ってしまうというケースが多くを占めます。また、ニキビの赤みは炎症によって傷付いた皮膚を修復するために新生された組織が見えていえる状態のことで、ニキビ跡の赤みは通常3〜6ヶ月で消えますが、紫外線を浴びて色素沈着が起こるとシミになって跡が残ってしまいます。また、ニキビ跡のデコボコについては、ボコ(凹)は炎症によって真皮が傷付きへこんでしまっている状態ですが、デコ(凸)はニキビが治る時に中に膿が残ったまま傷口が塞がってしまうとできてしまいます。ニキビ跡がデコボコに跡が残ってしまうと病院や美容外科で専門の 治療を繰り返し受けないと改善は難しいと言われています。
ニキビ跡の治療を医療機関で行う際、健康保険対象になる治療法と、健康保険対象外の治療法とがあります。健康保険対象になる治療法にはさまざまな種類がありますが、その中で代表的なものをご紹介します。まず、アクアチムローションなどの抗生物質や、カラミンローションなどの外用剤を使用する治療法です。このような抗生物質などの外用剤を使用する治療法は、ニキビ菌を殺菌して毛穴の炎症を抑える効果があります。次に、抗生物質を内服する治療法です。この治療法には、マクロマイシンなどのテトラサイクリン系の抗生物質を使います。抗生物質でニキビ菌を殺菌 し、それとともににきび菌をつくる皮脂を分解して、炎症を起こす脂肪酸をつくる作用があるリパーゼの発生を抑えるという治療法です。医療機関でニキビ跡の治療をする際、健康保険対象になる治療法には、ビタミンCやビタミンB2などのビタミン剤を内服する方法もあります。ビタミン剤を内服することで皮脂の過剰な分泌を抑制し、皮脂の酸化や炎症を抑えてニキビの炎症の後にできるニキビ跡などの色素沈着を予防できます。また、漢方薬を内服する治療法も健康保険の対象になります。ニキビ跡の治療に使用する漢方薬は、排膿散(ハイノウサン)、清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)などがあります。健康保険の対象になる治療法の最大のメリットは、少ない個人負担でニキビ跡の治療ができるという点なので、皮膚科でニキビ跡の治療をする時は、まず、健康保険の対象になる治療法から始めてみるのがおすすめです。
ニキビ跡の治療を健康保険対象外で行う方法として、ケミカルピーリングやイオン導入があります。健康保険対象外のニキビ跡の治療法は、費用を個人負担しなければならない点が最大のデメリットですが、お金に余裕があれば保険の対象外の治療法を試してみるのもよいかと思われます。皮膚科でのケミカルピーリングは、肌にフルーツ酸などの薬品を塗布することにより、肌の表面の古い角層をはがして細胞に刺激を与え、肌の新陳代謝を促進し、角栓を取り除くという治療法です。ケミカルピーリングは、ビタミンC配合の美容液などを用いてのイオン導入と同時に行うとより効果的だといわれています。ニキビ跡の程度や状態にもよりますが、ケミカルピーリングやイオン導入は、大体1〜2週ごとに5回くらいのペースで行うことが多いようです。また、トレチノイン酸による治療もあり、ニキビの原因となる角栓をはがれやすくすることによって、ニキビ跡を治療するという方法です。トレチノイン酸には、外用薬と内服薬の両方があります。トレチノイン酸による治療は、欧米の皮膚科では一番ポピュラーな、ニキビ跡の治療法ですが、日本ではまだ広く知られておらず、現在では健康保険の対象外です。トレチノイン酸の治療は、深くて跡の残りやすいニキビや、ピーリングでもなかなか治療できないニキビ跡にとても効果的であるといわれています。日本ではまだ一般化していませんし、健康保険の対象外の治療法ですが、導入している皮膚科もありますので、興味のある方は取り扱っている皮膚科を捜されてみて下さい。