コンドロイチンの効果、効能について解説します。コンドロイチンは、コラーゲンと共に結合組織を構成し、健康な体の基盤をつくります。
コンドロイチン(Chondroitin)とは、ギリシャ語のコンドロスに由来し、「軟骨」という意味で、加熱するとジェル状になる性質を持っているムコ多糖類(「ムコ」がラテン語で動物の粘液と言う意味)である食物繊維の仲間のことです。人間の体内の軟骨部分(関節)では、そのネバネバした性質を活かし、骨と骨との摩擦を防ぐクッション的役割をしており、また、眼球や角膜、皮膚や肝臓、腎臓、腱(けん)などにも多く含まれているほか、約60兆個もあるといわれる細胞のひとつひとつを繋げる役割も果たしています。さらに、コンドロイチンは、体内の水分量をコントロールし、体内の結合組織の潤滑油として働いているため、お肌にも大きな関わりあります。コンドロイチンは、哺乳類や魚類の軟骨から抽出・精製して得られているのがほとんどで、ごく稀に豚の気管軟骨やサケの軟骨を原料としたもの、フカヒレの軟骨などもありますが、サプリメントや医薬品などに配合されているものの多くはサメの軟骨由来のものです。サメの軟骨には特にコンドロイチンが豊富であるとされており、FDA(アメリカ食品医薬品局)では、その安全性と効果が確認され、治療実験薬として公式に使用が認められています。また、ガンの痛みを押さえる際に用いられるモルヒネ等の代わりにもコンドロイチンが試薬として用いられており、約1ヶ月〜3ヶ月の投与で痛みが治まったという興味深い臨床結果報告も出ています。
コンドロイチンは、コラーゲンと共に結合組織を構成し、健康な体の基盤をつくります。また、コンドロイチンは、皮膚細胞に水分を保たせて弾力とハリを持たせる作用から美容目的にも使われてきましたが、関節・靭帯・腱の弾力性・円滑性を保持する作用があり、また組織に保水性・潤滑性・弾力性を与え、栄養分の消化吸収・運搬・新陳代謝を促進する作用があります。コンドロイチンは、プロテオグリカンの構成成分である水分を保持するのに重要な役割を果たし、コンドロイチンが少ないと軟骨は水分が少ない貧弱なものとなってしまいます。また、軟骨を分解する酵素の働きを抑え軟骨が必要以上に破壊されるのを防ぎ、グルコサミンと協調し、新しい軟骨の元となるプロテオグリカンやコラーゲンなどの生成を促します。この、グルコサミンとは、ブドウ糖から合成されるアミノ酸の一種で、もともとは体内で合成されるのですが、老化と共にグルコサミン合成力とその働きが弱まるので、軟骨がすり減り易く、痛みを生じるようになります。
コンドロイチンの働きから考えて、コンドロイチンは、有名な膝関節の痛みのみならず、実はギックリ腰や椎間板ヘルニアによる腰痛にも効果をあらわし、五十肩などの肩の痛みや肩こりにも効果を持つことが分かっています。膝の痛み・腰痛・五十肩などは、超高齢者の進む日本で、課題となる問題で、コンドロイチンは、まさに今の日本に必要とされる救世主成分であると考えることができます。そして、コンドロイチンの効果は、それだけにとどまらず、現代の医療では、手術をしなければ治療が難しいといわれる三叉神経痛などの神経痛にも、ゆっくりじわじわと効果を出してくれることが分かっています。さらに、美肌作りにも一役かっていて、加齢に負けず、シミやしわのない美しくみずみずしい美肌をつくる手助けもしてくれます。このコンドロイチンの注目すべき点は、他の痛み止めと違って、副作用がほとんどないことで、痛み止めは通常飲み続けることで、体に悪影響を及ぼしますが、コンドロイチンは痛みの予防までしてくれます。身体の不調・痛み・凝りでお悩みの方は、いつもの痛み止めではなくて、是非コンドロイチンをお試し下さい。